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    モンティパイソンズ・シークレット・サービス

    • 2013.10.24 Thursday
    • 23:30

    「モンティパイソンズ・シークレットサービス」

    《アヴァン・タイトル》

     真っ黒な画面に現れた白い円……銃眼の中をゆっくりと歩いてくる007(ピアース・ブロスナン)。振り向き様に銃を発射……するも不発!あたふたしている内に、白い円が巨大なボーリング球と化して、ゴロゴロと画面奥に転がって行き、ボンドをペッチャンコにしてしまう!

     ……ここは、いずことも知れぬ秘密基地の一室。裸のオルガン奏者(テリー・ジョーンズ)が、パイプオルガンで荘厳なる調べを弾いている中、詰襟の白いスーツを着た男(顔は写っていない)を中心にとしたテーブルに、何人もの悪党たちが腰を降ろしている。と、突如、男の真っ白な髪の毛がもぞもぞと動き出す……それは「髪の毛」ではなく、頭の上に乗った「白猫」だったのだ!「アイル・ビー・バック!」と高らかに宣言した禿頭の男(ケヴィン・スペイシー)が、居並ぶ幹部たちに向かって、悪事の成果を聞きただす。

     訳の分からない事を喋りまくって、人々を混乱に陥れるガンビー。
     患者を記憶の無限ループに陥れて発狂させる精神科医。
     無敵のスコットランド特攻兵を育成する訓練所指揮官。
     いつ、いかなる場所にも現れる殺し屋−スペインの宗教裁判三人組。
     かくれんぼしている人を見つけ出して殺す爆破魔。

     だが、ブラックメールで組織の資金を稼いでいた、TV司会者−ル・シッフル(マイケル・ペリン)の横領が発覚!首領のブロフェルドが、裏切り者の耳に何かを囁く。聞いただけで笑い死にする「殺人ジョーク」を聞かされた司会者は、そのままくたばってしまうのだった……。そして、ブロフェルドが次に示した作戦は……007抹殺計画だった!ブルフェルドの示唆で、作戦実行責任者たるナンバー2・シャーロック(ベネディクト・カンバーパッチ)がゆっくりと立ち上がり……ニヤリと笑って、優雅に歩き出した瞬間!椅子につまづいて、ドンガラガッシャンと派手にコケる!


     突然、ディナージャケット姿の司会者(ジョン・クリーズ)が「……アンド・ナウ」続いて、ボロボロの身なりのイッツマン(マイケル・ペリン)が現れ「……イッツ!」ブロフェルドが抱えた白猫の目が妖しく輝き、その瞳の中に「アニメの豹」の姿が……!(メインテーマ:「ピンクパンサーのテーマ」)


    《タイトル》「モンティパイソンズ・シークレットサービス」(邦題「モンティ閣下の007」)


    モンティ閣下の007

     

    《オープニング・アニメーション》

     ソフト帽にサングラス、トレンチコート・スタイルの「いかにもスパイ」風のピンクパンサーが、お馴染みのテーマに乗り、闇の中を歩いている……。その背後に、短刀を構えた殺し屋の姿が!殺気を感じたピンクパンサーが、瞬時にして振り向くと……誰もいない。周囲を警戒しながら、再び歩き出すピンクパンサー。と、その背後に再び出現する殺し屋!再び振り返ると!……やっぱり、誰もいない。ふと、何気なく「下」を見たピンクパンサー。その影の中に、殺し屋の姿が!自分の「影」に向かって、銃を撃つピンクパンサー!「ギャア〜〜!」と言う悲鳴と共に、「影」が穴だらけになる。

     その「穴」が広がり……その中から、「モンティパイソン」のテーマ音楽と共に、シュールリアリズムなアニメのキャラが、続々出現!ボコボコに踏みつけられて、足跡だらけのピンクパンサーがやっと起き上がり、ドロドロのコートを一閃するや、華麗なタキシード姿に!モンティパイソンのキャラと、カードで対戦!画面上に、大きく扇状に広がる、ピンクパンサーのカード(ロイヤル・ストレートフラッシュ)。今度は、モンティパイソン側のカードが扇状に、大きく映し出される。カードの絵柄は……何と、全部「ピンクパンサー」!カードの中のピンクパンサーが、モンティパイソン・キャラの手を掴み、カードの中へ引っ張りこむ!その瞬間、両者のカードがバラバラッと倒れ、一枚のカードがアップに……。

     ピンクパンサーとモンティパイソン・キャラが背中合わせになった「キング」のカードだ!互いに相手を狙って、グルグル回り出すカード!やがて、噴水のように、52枚のカード全てが吹き上げられて散乱。52枚のカードの中に、ジグソーパズルのように、バラバラにされてしまったモンティパイソン・キャラを、カードケースに仕舞い込むピンクパンサーが、悠然と歩き出し……BGMがラストに差し掛かった瞬間!巨大な足が上から降ってきて、ピンクパンサーが踏み潰されてしまう!

     ……いつものように、美女と情事を楽しんでいる007〜ジェームズ・ボンド(ピアース・ブロスナン)の元に、怪しの影。男が窓から覗き込むと……ベッドにいる筈の007の姿がない!窓の横に潜んでいた007が、いきなり男の腕を引っ張って、部屋の中へ引きずり込む!現れた男は……ルビナスの花束を抱えた怪盗デニス・ムーア(ジョン・クリーズ)」。Mの使いだった。プライベート・タイムを邪魔されて、不機嫌なままの007が、愛車アストンマーチンでMI6へと向かう。……と、その後からシュールアニメの「キラー・カー」が追いかけて来る!凄まじいカーチェイスを繰り広げて、やっとの事でMI6に辿り着いた007を待っていたのは、新任のQ(ジョン・クリーズ)。ボンドよりも背の高いこの男、なぜだか足を高々と振り上げながら歩いている。
     ミス・マネーペニー(サマンサ・ボンド)にウインクをして入っていった007を待っていたのは、ヴィクトリア王朝時代の豪華な衣装に身を包んだ、異様なスタイルのM(ジュディ・デンチ)だった!


     「どうされたんです、M?」と尋ねる007に向かって「下がりおろう!……私は、イギリスの女王なのです〜〜!」と、大仰なセリフで答えるM。呆気に取られる007にQがそっと耳打ちする。「この前、『恋するシェイクスピア』で、アカデミー助演女優賞を取ってから、ず〜っとああなんですよ!……ちょっと待ってて下さい」
     そう言って、「……何をする!?わらわをどこへ連れて行く気じゃ?」と問う女王陛下のMを、別室へ連れて行くQ。じっと待っている007の耳に、「ドシン!バタン!ギャア〜!」と言う、凄まじい喧騒と悲鳴が!……やがて、目にはクマ、頬に青アザ、着ていた衣服はズタボロになったQと、いつもの厳格なスタイルに戻ったMが、何事もなかったかのように、007の元へ戻ってくる。じっと見つめる007に対し、「私の顔に何かついてる?」と、真面目に聞き返すM。「いえ、別に……」と返す007.


     そして、今回Mが007を呼び寄せたのは、いつもの様な「任務」ではなかった。
    「……彼を知ってるわね?」
     Mが提示した一枚の写真、そこに写っていたのは……。
    「ええ、よく知ってます。『彼』は、60年代における、私の最大のライバルでした!」


     ……デレク・フリント(ジェームズ・コバーン)。通称−「電撃フリント」!そう……007最大のライバルだったフリントも、遂に冥府へと旅立ったのだ。
    「彼のように、並ぶべき者のないスーパー・スパイも、晩年には『引退後の年金生活』を気にしたり、無鉄砲な部下の行動に悩まされたり……と、中間管理職の悲哀を一身に背負うようになってました。……誠に残念です」
     ちなみに、しきりに年金を気にしていたのは「ハドソン・ホーク」。無鉄砲な部下に悩まされていたのは「イレイザー」である(前者は、ブルース・ウィリス主演。後者は、アーノルド・シュワルツェネガー主演)。


    「……それで、彼の葬儀が、来週の6月6日に行われるのだけれど、我がMI6からも、彼に敬意を表して、歴代の007の称号を持つコネリー伯爵、レーゼンビー子爵、ムーア公爵、ダルトン男爵……それに、あなた。全員に出席してもらうつもりなの」
     Mの言葉に、不安げな表情になる、ブロスナン=007!
    「しかし……それは、少し危険じゃありませんか?もし、そこで何かが起これば、歴代の007が命を失う事にもなりかねません。そうなったら、MI6は……」
     両手を大きく広げて、ヒュッと口笛を吹く007。
    「……お仕舞いですよ」
    「007……これは、もう決定した事なの。それに、引退が決定しているあなたに、私の決定に異議を唱える権利はないわ」


     そう……5代目007=ピアース・ブロスナンも、既に「スパイ稼業」からの引退がきまっているのだった。そこに「ギャラ問題」が絡んでいると言う噂の真偽は、定かではない……。そこへ、Mの執務室の扉を開けて、一人の金髪の男が入ってきた。
    「そうそう!あなたは、彼とは、まだ顔を会わしてなかったわね。紹介するわ……彼が、6代目の007。あなたに代わって『殺しのライセンス』を持つダニエル・クレイグよ!」
    「はじめまして、先輩……。宜しくお願いします」
     史上初めての「金髪の007」の挨拶に、5代目のブロスナン=007は、違和感を感じざるを得なかった!だが、Mの決定は「絶対」だ。かくして、ブロフェルドが「007抹殺計画」を進める中、全ての007が「電撃フリントの葬儀」に参列する事となる……。


     アデルの「スカイフォール」の歌声が、スコットランドの古城に響き渡る中、ブロスナン=ボンドの危惧した通り、デレク・フリントの棺は大爆発を起こし、歴代007は跡形もなく姿を消した!……ボンド全員が死んだのか?それとも、これは、何かの「作戦」なのか?新007=ダニエル・クレイグは、協力して任務に当たる事になった情報部員−ジョニー・イングリッシュ(ローワン・アトキンソン)の支離滅裂な行動に悩まされながらも、敵の正体を求めて、フランスへ飛ぶ……。
     そこで、パリ警視庁のジャック・クルーゾー警部(スティーブ・マーチン)と、Qにソックリのドレフュス署長(ジョン・クリーズ)から、007は驚くべき情報を聞かされる。何と、コネリー伯爵の"前"……真なる「初代ボンド」だったチャールズ・リットン卿(デビッド・ニーヴン)は、《ファントム》と呼ばれた怪盗であり、事件の捜査中に行方不明となった「先代」のクルーゾー警部(ピーター・セラーズ)と共に、今回の事件に関与している可能性があると言うのだ!


     ……パリでボンドを襲う、謎のカンフー・マスター(ケイトー)!次々と襲い繰る、カミカゼ・スコットランド兵!007に協力する、英国国教会の刑事−ザ・ビショップ(テリー・ジョーンズ)と、能天気でシャガデリックな情報部員−オースティン・パワーズ(マイク・マイヤーズ)!世界でも有数の宝石−ピンクパンサーに隠された「秘密」とは?Mに引退を勧める政府高官−マイクロフト教授(マイケル・ケイン)は、敵か味方か?時折姿を現わしては、トンチンカンな行動を繰り広げる、3代目007=ムーア伯爵の意図は?ボンドが乗ったバカ馬とカー・チェイス(ホース・チェイス?)を繰り広げる、謎の自転車修理マン(マイケル・ペリン)の正体は?007と共にパラシュート降下する、「歴代最年長」のボンドガールとは?

     爆弾で死んだ筈の5人の007が大暴れし、ナポレオン・ソロからイーサン・ハント、グリーン・ホーネット……挙げ句に、バットマンまで登場しての大乱闘!意味もなく登場しては、画面から去って行く、グレパッパ族&村のアホ!果たして、世界を救うのは「誰」なのか?

     スペクター秘密基地・大崩壊のクライマックスで、慰労困憊に陥ったシャーロックが叫ぶ……。


    シャーロック「……なぜだ?なぜ、私の完璧な論理が破綻したんだ?なぜ、100パーセント完璧な私の計画が、こんなにも無残に失敗したんだ?……教えてくれ!一体、なぜなんだ!?」
    オール007「君が失敗したのは、全てにおいて、余りに完璧過ぎた事さ!007に必要なのは、理不尽なまでに強い『悪運』と、後先考えない『無鉄砲さ』……それが全てだ。先の先を読んで、全てを予測するようなコンピューターみたいな計画は、失敗して当然だ。人間は機械じゃないんだから!」
    シャーロック「そ、そんな馬鹿なあ〜〜〜〜!!(絶叫)」


     ……どっかああああ〜〜〜〜〜ん!!!

     かくして、21世紀に甦ったスペクターは、世界のスーパー・スパイ軍団の前に再び敗れ去った。引退した5人の007たちは、美女と二人っきりで、優雅な食事とワインを楽しみ……現役の007は、たった一人、事後報告書の書類書きに追われるのであった。

    クレイグ=ボンド「(うんざりした顔付きで)なぜ私だけ、エンディングで美女とラブシーンがないんだ?……こんな、スペインの宗教裁判みたいな責め苦は勘弁してくれ〜〜!」

     山と詰まれた書類を前にした007が、カメラ目線でそう叫んだ瞬間……遥か遠方で休憩を取っていた「スペインの宗教裁判三人組」が慌てて走り出す!「……おい?こんな場面で出番かよ!?」「やっぱり、ラストは殺し屋の登場だって訳だ」「喋ってないで、急げ!時間に間に合わんぞ!?」
     だが、その間にも、ピンクパンサーによる華麗な《エンディング・アニメーション》は延々と続き、キャストのクレジットが……。「まずい……もうスタッフ表示まで行っちまった!」 やっとの事で、スクリーンの前に辿り着いた「スペインの宗教裁判三人組」。「まさかの時に……」と言った瞬間!……スクリーン上に「THE END」。


    スペインの宗教裁判三人組『(画面外で)クソッ!……間に合わなかったじゃねえか!!』


    「007/モンティパイソンズ・シークレットサービス」【完】

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